エスター
Orphan/監督:ジャウム・コレット=セラ/2009年/アメリカ
アマゾンプライムビデオで鑑賞。公開時あたりに1度観ていますが、忘れてしまったので。
あらすじ:養子が不気味です。
※ネタバレしています。注意書きはありません。
死産で娘を失った夫婦、ジョン(ピーター・サースガード)とケイト(ベラ・ファーミガ)は、養子を迎えるために孤児院を訪ねます。そこでエスターという名前の少女(イザベル・ファーマン)と出会い……。
エスターはロシアから来た少女で、家族を火事で失い、孤児院で暮らしていました。着ている服は古臭く、リボンを手首と首に巻いていて、ときおり冷たい目をすることがある少女でした。ジョンとケイトはセックスしようとするたびにエスターに目撃されてしまいます。大人が子供に何をされたら嫌なのかをエスターはわかっているようです。
初見時、私はこの映画をそんなに面白いとは思わなかったんですよね。理由は忘れました。今回、10年以上ぶりに観たら、よく出来てるな〜! って思いましたね。特に、エスターが自分で自分の腕を折るところとか、お父さんに対して甘えた声を出すところとか。エスターのやり口は巧妙で、お母さんをこれでもかと追い詰めていくんです。もうね本当にお母さんがかわいそう。誰にも信じてもらえないし……。お母さんが元アルコール依存症で、そのために子供以外の家族から信頼されていないというのも、ありがちといえばありがちかもですが、良い設定だと思います。
クライマックス、エスターの顔がすごいんですよ。子供にも大人(というかおばさん)にも見えるというね。くすんだような顔色と、ほうれい線が強調されていて。お母さんが最後にエスターの顎を蹴り飛ばすところ、本当にスカッとするな〜! 私はずっと、お母さんの気持ちで観ていたからだね。終わり方からして、これは「続編」がありそうだなと思いましたが(どっこい生きてたパターンかなと)、まさかの次回作は前日譚、しかもエスターの俳優は続投ということで、大変楽しみです。
コメント
ほんとよく出来た映画ですよね。
エスター役が演じた当時12歳?くらいだったようですけど、演技力凄まじい。
前日譚も楽しみです。