あなたのおすすめ映画、観てレビューします!第7弾『禁じられた遊び』

サスペンス
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禁じられた遊び

監督:中田秀夫/2023年/日本

Amazon Prime Videoで鑑賞。年末に急に思いついた企画「あなたのおすすめ映画、観てレビューします!」です。配信(Amazon Prime Video、U-NEXT)にある映画の中で、「(私の)レビューを読んでみたいな……」とみなさんが思う映画を募って、観て、感想を書くという企画です。

第7弾『禁じられた遊び』は、吐きだめのソドムさん(@SODOM_734)からのリクエストです。初見です。1952年の映画かと思ったら、橋本環奈が出ている方、と言われました。冗談で言っているんだろうと思っていましたが、kikuさんが「ソドムが喜ぶと思うから観てあげて〜」と言ったので、観たんです。

あらすじ:生霊に取り憑かれた。

ネタバレしています。注意書きはありません。

親子3人幸せに暮らしていた伊原直人(重岡大毅)は、ある日突然、交通事故で妻・美雪(ファーストサマーウイカ)を亡くしてしまう。事故直後は心肺停止状態だった息子・春翔(正垣湊都)は奇跡的に生き返った。蘇らせたい生き物の一部を庭に埋めて「エロイムエッサイム」と唱えると、その生き物が蘇ると信じていた春翔は、美雪の指の一部を庭に埋めるのだが……。


観る映画を選ぶとき、何を基準にしていますか。私は、監督と俳優で選ぶことが多いかな。今回の企画は「あなたのおすすめ映画、観てレビューします!」です。私も別に酷い人間ではないので、リクエスト来た映画ぜんぶ観るつもりなんですよ。年末年始はみんな実家に帰ったりとかで誰も会ってくれないから引きこもるしね。文章を書く練習になるかなっていうのと、そろそろ文体を安定させたいなっていう気持ちもあります。

12本リクエスト頂いたので、1日4本ずつ観れば年内にぜんぶ観られるっていう計算です。始めてみたら本当に楽しくて。普段、人から映画を勧められても実際に観るところまではなかなかいかなかったりするじゃないですか? でも、「レビュー書くよ」って自分で宣言したことを守ろうとすると、観るんですよね。そして、少なくとも勧めてくれた人は私の文章を読んでくれると思うから、ちゃんと書こう、勧めてくれた人に誠実でいよう(というのは若干おおげさだけれど)と思っているわけです。

なお来年はティム・バートン監督長編作品をぜんぶ観て、同人誌を作るつもりでいます。20本のうち9本ぶんはもう書いたので、残り11本観て書く予定です。2024年公開の試写もけっこう溜まってきているからそれも観たいし、映画楽しいな〜書くの楽しいな〜という気持ちでいます。

私の予定や映画に対する気持ちと文章を書くことについてどう思っているのかがだいたい伝わったかと思いますが、いかがでしょうか。ここから本題です。

あんまりこの言い方は良くないんですが、「見えてる地雷を踏みに行く」という遊びがあります(「地雷」はそんなに軽々しく使ってはいけない言葉であることは承知の上です)。超かんたんに言うと、面白くないとわかっている映画を観に行って、やれあそこが酷かったここが酷かったと言って仲間内で盛り上がることです。

中田秀夫監督は、Jホラー全盛期の看板監督みたいな人だと思うのですがいかがでしょうか。私はJホラーをほとんど観ないので、邦画界における中田秀夫監督の貢献度みたいなのはわからないです。中田秀夫監督の映画で観たことがあるのは『劇場霊』(2015年)と『事故物件 恐い間取り』(2020年)の2本、そして今作になります。

この映画を観て、あそこが酷かったここが酷かった、ツッコミどころ(という言葉が私は大嫌いですが)がどうの、橋本環奈の変顔がどうの、ファーストサマーウイカの特殊メイク全裸がどうの、そもそもどこからどこまでが不倫になるのかとか、しょぼいCGや破綻した脚本に私が噛みつくのを、リクエストくださったソドムさんは見たかったのでしょうか。たぶん、私が何を書いてもソドムさんは笑ってくれると思います。それがわかっていたからスルーしなかったし、きちんと標準の速度で観ましたよ。でも私、ちょっと悲しかったよ。私はおもちゃじゃないよ。

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