ポッド・ジェネレーション/子供は卵で産みたい

SF
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ポッド・ジェネレーション

The Pod Generation/監督:ソフィー・バーセス/2023年/ベルギー・フランス・イギリス合作

マスコミ試写で鑑賞。公開は2023年12月1日です。キウェテル・イジョフォー久しぶりだなって思ったが、去年『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』に出演していましたね。

あらすじ:子宮を外注する。

ネタバレはありません。

近未来。植物学者のアルヴィー(キウェテル・イジョフォー)と、大企業に勤めるレイチェル(エミリア・クラーク)は、穏やかで平和な暮らしをしていた。すべての物事はAIによって管理され、清潔で安全な世界の中、何不自由なく生きることができる。アルヴィーはその仕事柄もあり、自然にこだわるタイプだ。レイチェルは彼を受け入れているが、どちらかというと(この世界において)”一般的な”感覚をもつ人物である。

ある日、上司から昇進を打診されたレイチェルは、「ポッド」と呼ばれる卵型の人工子宮の利用を勧められる。自然派のアルヴィーは反対するが、時が経ち、アルヴィーもポッドの利用に賛成することに。ところが…………。

44年ほど前、女優の秋吉久美子さんが「子供は卵で産みたい」と言ったそうだ。

女性が仕事をしながら子どもを産むことが大変だということを暗に伝えたかった。できることなら、3年ぐらい保存しておきたかったんですよ。

発言した当時はずいぶん話題になったらしいが、今だとそこまで”トンデモ発言”とも思えない。時代は変わったのだなと思う。私は高校生くらいの頃からずっと、子供が欲しくない人間だったし、もう子供を産むには歳を取りすぎている今も、子供がいない人生で良かったと思っている。秋吉久美子さんの言う通り、卵で産めば様々なことが楽かもしれないが、その後の育児は人間がやるしかないのだろうとも思う。想像の話なのでわからないが。

さて、アイヴィーとレイチェルの間にできた子供は、問題なく産まれるのだろうか。なかなか面白いテーマの映画だし、キウェテル・イジョフォーはハマり役かなとも思う。私のキウェテル・イジョフォーに対する評価って、「良くも悪くも真面目」という感じ。他の人たちが彼をどう見ているのかはわからない。いかがでしょうか。

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