梟―フクロウ―/真実は暗闇の中

サスペンス
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梟―フクロウ―

The Night Owl/監督:アン・テジン/2022年/韓国

マスコミ試写で鑑賞。公開は2024年2月9日です。

あらすじ:盲人が目撃します。

ネタバレはありません。

盲目の鍼医ギョンス(リュ・ジュンヨル)は病気の弟を救うため、宮廷で働いていました。


韓国の歴史ものって初めてです。日本の歴史すら曖昧な私に、韓国の歴史はまったくわかりませんが、がんばってついていこうと思います。
ちなみに最初、ポスターの印象からホラー映画なんだと思っていました。

世子(皇太子)が清から戻ってきたため、宮廷の人びとは、これから新しい世界を築いてくれるのだろうと期待していました。明から清へ時代が変わったので、それに従って朝鮮も変わるべきということのようです。しかし、皇帝は清に仕える気はないようです。ある日、ギョンスは世子から「咳が止まらないので診てほしい」と依頼を受け、治療することに。ところがその場でギョンスが抱えていた秘密が世子にばれてしまいます。ギョンスは殺されても仕方ないと思っていましたが、世子から同情され、贈り物とあたたかい言葉を頂きます。

ところがある夜、世子は突然意識不明の状態になり、御医(ギョンスの上司)が治療を試みましたが、そのまま帰らぬ人となってしまいます。ギョンスは事件の真相を知っていますが、それを話すことは絶対に出来ませんでした。

このあたりから物語がぐっとわかりやすくなり、大変安心しました。ひりつくような緊張感と裏切り、邪悪な企みや疑いが交差していきます。二転三転するストーリーと、リュ・ジュンヨルの「見えない」演技、どこかで見たことはあるのだけれどどこで見たのか思い出せない王様の間抜け面が最高ですね。とっつきにくいなと思ったのは最初だけでした。世子が亡くなるあたりからの展開を書くとネタバレになってしまうので避けましたよ。おすすめです。

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