逃げきれた夢/これからどう生きていこう

人間ドラマ
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逃げきれた夢

監督:二ノ宮隆太郎/2022年/日本
©2022『逃げきれた夢』フィルムパートナーズ

マスコミ試写で鑑賞。公開は2023年6月9日です。
光石研12年ぶりの単独主演作。私は前回、彼を観たのが『あぜ道のダンディ』(2011年)で、あまりにも不愉快で記憶から消していました。

あらすじ:物忘れがひどい。

ネタバレはありません。

※あまり褒めていないので、褒める感想が好きな方は読まないでください。

定時制の高校で教頭として務めている末永周平(光石研)は、日々の記憶が薄れてしまう症状に悩まされていました。病名はあきらかにされないものの、元教え子が働く定食屋で支払いを忘れたりしてしまいます。妻とも娘ともうまくいかず、施設に入っている父を訪ねたりしていくうちに、ある出来事にぶつかるのですが……。

2019フィルメックス新人監督賞グランプリを受賞した脚本の商業デビュー作品ということです。今まで、雑な人間関係を築いてきてしまったために、家族や職場や、果ては昔からの親友(松重豊)にも「お前は自分勝手だ」と言われてしまう始末。どうにかしてそれらの人間関係を再構築しようという、悲哀まじりの物語となっています。

が、起承転結で言うと承で止まっているような映画だなと思いました。もう一息で面白くなるのかなと思っていたら終わったのでびっくりです。

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