ホーリー・トイレット/うんこにまみれて死にたくない!

スリラー
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ホーリー・トイレット

Ach Du Scheisse!/監督:ルーカス・リンカー/2021年/ドイツ

©2021 NEOPOL FILM, KELLNER & ZAPF GBR ©Daniel_Dornhoefer

マスコミ試写で鑑賞。3月3日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。
試写状に「※本作は、お好きな方だけご覧ください。」って書いてあってちょっと笑っちゃいました。観ていないのに好きかどうか判断できないよ! と思って観てみましたよ。

あらすじ:目が覚めたらトイレでした。

ネタバレはありません。

冒頭、おねえちゃんがストリップしているんです。乳首にぼかしかかってて。PG12なんだから乳首くらいいいじゃない〜と思っていたところ、主人公フランク(トーマス・ニーハウス)が仮設トイレの中で目覚めます。彼の腕には金属の棒が貫通しており、そっちの傷口はしっかり見せるので、アンバランスだなって思いましたね。棒が貫通してやばいことになっている傷口と乳首だったら、乳首の方がみんな見慣れているのにね。で、仮設トイレはあと34分で爆破されるとわかり、フランク大慌て! というワンシチュエーションもののスリラーとなっております。

アホな映画かと思うでしょ。私も思っていました。そうしたら、想像していたよりずっと真面目というか、政治の問題や環境破壊について、父子の問題や恋人との問題などなどが盛り込まれていて、うんこプーみたいな映画ではなかったですね。中盤に「君が代」が流れるシーンがありますので、そういうのに敏感な方は気をつけてください。私もまさか、うんこまみれになっている人を観ながら国歌を聞くことになるとは思いませんでした。

痛いシーンはかなり痛そうだし生首は出てくるし、悪いやつはとことん悪く、主人公は血とうんこにまみれて精一杯がんばり、うさぎは可愛く傷口はなかなかにグロく、後味はスッキリで、キワモノっぽさは実のところあんまりありません。おすすめです!

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