もしかしたら私たちは別れたかもしれない/終わった方が良い恋だった

ラブロマンス
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もしかしたら私たちは別れたかもしれない

Someone You Loved/監督:ヒョン・スル/2023年/韓国

マスコミ試写で鑑賞。公開は2023年8月11日です。

あらすじ:長く付き合って別れた。

ネタバレはありません。

大学時代に知り合い、お互い30代になっても付き合ってきたジュノ(イ・ドンフィ)とアヨン(チョン・ウンチェ)は喧嘩ばかり。ジュノは国家公務員試験を浪人しつづけ、アヨンはジュノを助けるために絵の道をあきらめて不動産会社に就職していた。怠惰な生活を送るジュノに嫌気がさしたアヨンは、ある日、ジュノを家から追い出してしまう。話し合う機会もないまま、ジュノは友人の店で働き始め、アヨンは自分のキャリアを追求しようとしていた。そんな中、ジュノとアヨンに新しい出会いが訪れて……。

私は人と長く付き合った経験がありますが、長ければ長くなるほど別れることが難しくなります。情が移っちゃうから。相手にいい人ができたなら折り合いもつくのでしょう。新しい恋は楽しくて、でも難しくて、また傷つけてしまうし、傷ついてしまう。恋愛の難しさというか、家族の次に身近な人とうまくやっていくことの難しさがあると思いますね。どこか妥協していれば、とか、あのときあんな行動をとらなければ、とか、たらればの未来を妄想してしまったりとかね。

友達と接するときと、恋人と接するときはもちろん違っていて、恋人とは相手のことがすごく分かってしまったり。(そうじゃないカップルも大勢いるけれど、)ジュノとアヨンのように、20代〜30代の10年間をともに過ごしてしまった結果の別れ、というのを、お互いがきちんと認識しないといけないんですよね。なので、ラスト付近でお互いがああいう行動を取ったのは、わずかに残った縁を切ることで「本当にもうこれで二度と会わない」ということだと思うんです。ささいな行動にも思えるんですが、実際あれを自分がやるとなったら、ちょっと躊躇う気もします。

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