アバウト・ライフ 幸せの選択肢
Maybe I Do/監督:マイケル・ジェイコブス/2023年/アメリカ
マスコミ試写で鑑賞。2024年3月8日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。
ウィリアム・H・メイシー久しぶりに観ました。良い俳優ですね。
あらすじ:結婚生活とは。
※ネタバレはありません。
ミシェル(エマ・ロバーツ)は、恋人のアレン(ルーク・ブレイシー)との結婚を意識しながらも、理想通りにことが進まず腹を立てています。
ところで、サム(ウィリアム・H・メイシー)とグレース(ダイアン・キートン)はたまたま映画館で知り合い、意気投合して食事をしたり散歩をしたりしていました。
また、ハワード(リチャード・ギア)とモニカ(スーザン・サランドン)は、ふたりで高級ホテルのベッドに居るものの、ハワードがモニカを抱こうとしないため、気まずいかんじで帰路につくことに。
※2024年3月6日 トレーラーを差し替えました。
サムはかなり真面目なタイプですが、ちょっと夢見がちなところがあります。グレースは敬虔なクリスチャンで、ふたりで入ったモーテルに聖書があったという理由でサムとのセックスを遠ざけます。ハワードはチャラめのイケオジで(リチャード・ギアってずっとそういう役を演じている気が……)、モニカとはもう縁を切ろうとしているようす。そんなモニカはゴージャスな外見と積極性を持ち合わせ、ハワードを誘いますがうまくいきません。
シニア層はベテラン俳優ばかりなので、演技がものすごく安定していますね。視線の向け方とか、セリフの抑揚のつけ方とか、何かを考えているときに少しだけ動く眉や瞬きのかんじとか。グレースがサムに対して言う、「(あなたは)誰かを憎むには情が深すぎる」というセリフがなんだかとても良かったです。いつか使ってみたい……。
いつもどおりに自分のことを書きます。私はみなさん御存知のとおり、一度結婚しています。離婚してからかなりの年月が経ちました。いまだに離婚のことをSNSに書いたりするし、今もこうやって書いているし、私と元配偶者のあいだに起きたことは、どうあがいても変えられません。これはもう、一生こうなんだろうと思います。忘れることが出来ない相手は居るもので、おそらく私は老いて死ぬまで、元配偶者のことをなにかにつけて思い出したりするのでしょう。仕方がないです。人生なので。
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