長ぐつをはいたネコと9つの命
Puss in Boots: The Last Wish/監督:ジョエル・クロフォード/2022年/アメリカ
TOHOシネマズ新宿 スクリーン3 F-11で鑑賞。スルー予定でしたが、Twitterで流れてきた、アクションシーンのアニメーションgifがすごくかっこよかったので。
あらすじ:命があと1つしかありません。
※ネタバレはありません。
賞金首の猫、プス(声:アントニオ・バンデラス)は9つの命を持っていますが、すでに8回死んでしまったので、あと1回死ぬと本当に死んじゃうんです。おとなしくイエネコになろうとするも敵の襲来を受けてしまったプスは、どんな願いでもかなえてくれる「願い星」の存在を知り……。
イエネコになろうとしたときに出会ったチワワ(声:ハービー・ギレン)がね、めちゃくちゃ良かった。この子は生い立ちがとても不憫で、見た目も正直かわいくはないし、この世の不幸を全部背負っているような顔をしていてもおかしくないのに、明るいんですよ。性格がギャル。名前はない。捨てられたのに、それをわかっていない。プスとの冒険の中で、何かと戦わなければならない局面になっても、戦わずしてその場を切り抜けてしまう。もとの性格が争いを避ける傾向にあるのか、天真爛漫なところがむしろ涙を誘ってくる。いぬ、いいよ、いぬ。
敵の中にオオカミが出てくるんだけどさ、めちゃくちゃかっこいいんだよね。ねこの映画なのに、いぬやオオカミを褒めているのちょっと自分が面白いな……。
アクションシーンの動きであるとか、アニメーションならではの表現がすばらしいですね。あとで友人に聞いたのですが、プスとキティ以外のキャラクターは今回初めて出てきたため、前作や『シュレック』シリーズを観ていなくても特に問題はありません。実際私はまったく観ずに行って、するっと入り込めたしね。おすすめです。
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