バッド・デイ・ドライブ/うっかりすれば即爆破!

サスペンス
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バッド・デイ・ドライブ

Retribution/監督:ニムロッド・アーントル/2023年/イギリス・アメリカ・フランス合作
©2022 STUDIOCANAL SAS – TF1 FILMS PRODUCTION SAS, ALL RIGHTS RESERVED.配給:キノフィルムズ

マスコミ試写で鑑賞。12月1日(金) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー。スペインの映画『暴走車 ランナウェイ・カー』(2015年)の英語リメイクです。ドイツや韓国でもリメイクされたみたい。オリジナルも、別の国でのリメイクも未見です。

あらすじ:爆弾が仕掛けられた車に乗った。

ネタバレはありません。

子供ふたりを学校に送り届けるため車に乗ったマット(リーアム・ニーソン)のもとに、非通知で電話がかかってくる。相手が誰だかはわからないが、「席を立つな、助けを呼ぶな、通報するな。守らなければ車を爆発させる」とマットを脅す。似たような映画はおそらくたくさんあると思うが、私がまっさきに連想したのは『SAW』シリーズだった。デスゲームものじゃないんだけどね。本編と関係ないことでひとつ、あれっと思ったのは、ドイツ語を話すし街がベルリンなんだよね。これはあとになってから理由っぽいものが出てくるけど、それだけが理由でドイツにしているとは思えないので、なんかあるんでしょう。

ともかく、マットは子供を乗せたまま、電話の向こうの犯人にあれこれ命令されるわけ。その通りにしないと爆死するので。マットは言われたとおりに電話をかけたり指示された場所へ行ったりする。犯人には抜けたところがあって、マットがマイクをミュートにしちゃえば車内で作戦会議ができちゃうのよね。犯人はミュートの存在を忘れているか、脚本の都合上か。まあまあ、こういうことは言うべきではないね。私が悪かったです。

この映画には肉体を使うアクションがなくてちょっとホッとした。リーアム・ニーソンは『96時間』(2008年)以降、「ナメてたおやじが強かった」みたいな映画によく出ている印象があって。細部はもちろん違うといえど、なんとなく「またこういうのか……」ってなってしまっていたから。ニコラス・ケイジブルース・ウィリスもそうだったけど、「もうちょっと仕事選びなよ」って思ってしまうような作品に出続けていると、俳優として格下に見られてしまうのではと心配になるんだよね。あとは単純に、リーアム・ニーソンももう御年71歳なので、そろそろアクションは引退したほうがよかろうと思う。もちろん、肉体を使うアクション映画が格下というわけではないよ。

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