TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー/ウシロノショウメンダアレ

ホラー
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー

TALK TO ME/監督:ダニー・フィリッポウ、マイケル・フィリッポウ/2022年/オーストラリア

マスコミ試写で鑑賞。公開は2023年12月22日です。一般試写がもうあったようで、すでに観た人から強くおすすめされたので観てみましたよ。

あらすじ:手を握るとヤバい。

ネタバレはありません。

母を亡くした悲しみから立ち直れていないミア(ソフィー・ワイルド)は、SNSで流行っている儀式に参加することに。手の形をしたオブジェを握り、「Talk to me」と唱えると、霊が憑依するというものだ。ただし、90秒以内でやめないと危険である。さらに、乗っ取られた状態で死ぬと、身体を霊に受け渡していまうのだ。この儀式を仕切っているのは2人のチャラい青年(少年?)で、彼らの描き方がいわゆる陽キャ的なのが目新しい。

儀式の描写は、ドラッグで幻覚を見ているかのようである。90秒で誰かが助けてくれる安全なバッドトリップというかんじ。そんなこんなで、遊び感覚で儀式を行っていたミアたちだったが、ある日、儀式をしていたうちの一人にミアの母が憑依してしまい……。

恐怖の描写が、生理的嫌悪感をもよおすようなたぐいのもので、怖いというよりは気持ち悪い。舐めるんですよ。何をとは言わないが……。怖いときもあるんだけどね。あ、ジャンプスケアはありません。ありがたい。ジャンプスケアは恐怖じゃなくてビックリだからね、ずるいと思うんです。

ミアが見ているものが、本当は誰なのかわからないときがちょっとあって、一度疑いを持つと「あの人も実は……じゃないのか?」と邪推しちゃうのが面白い。バカっぽいところはありません。ラストが最高でしたね。そうきたか! これ、続編いくらでも作れそうなところが良いね。むしろ1本で終わっちゃったらもったいない! いろんな国でリメイクされても面白そう。インドネシアとかホラー映画多いし。

降霊術で思い出したことがひとつ。私が通っていた高校には噂があって、コックリさんをやったせいで狐に取り憑かれた女子生徒がいるっていう話。やっすい噂だよね。一度、その取り憑かれた女子生徒を見たことがある。校庭の端っこ、フェンスのある場所に突っ立って、ずっと道路を見ていた。今思えば、ただ立っているだけ(しかしなぜそんな場所に)で、「狐憑き」って言われていたのは、いじめなんだろうね。悪質だね。

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