隣人X -疑惑の彼女-/日本は難民を受け入れるか

ミステリー
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隣人X -疑惑の彼女-

監督:熊澤尚人/2023年/日本

マスコミ試写で鑑賞。公開は12月1日です。原作未読。
この映画について書いてはいけないワードがけっこうあって、難しいです。

あらすじ:難民が紛れ込んでいるらしい。

ネタバレはありません。

週刊誌の記者である笹憲太郎(林遣都)は、Xと呼ばれる難民についての記事を書くため、X疑惑のある柏木良子(上野樹里)に接近する。日常生活のどこにいるのかわからないXに対して、人びとは動揺し、不安を感じている。一方で、「多様性の時代だから」と理解を示す(ふりをする)人も出てくる。良子と親しくなるうちに、憲太郎は良子に対して恋心を抱くようになっていくのだが……。

この映画には、もう一組のカップルがいる。台湾出身のリン・イレン(ファン・ペイチャ)とバンドマンの仁村拓真(野村周平)である。リンは日本語を勉強しているが、なかなか上達しない。そんな彼女に対し、「何言ってるのかわかんない」と笑ったり、「ガイジン使えね〜」と言い放つ人が出てくる。本当に胸の痛くなるような描写だった。「ガイジン」と言うのがどれほど人を傷つけるのか、知らない人がいるのがつらい。

アイデンティティとゼノフォビアの物語で、マイノリティ(X)は人を傷つけないという設定も含め、かなり取り扱いに注意しないとならない映画だなと思う。

最後に、「ガイジン」という言葉を使うのは、やめてください。

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