あなたのおすすめ映画、観てレビューします!第8弾『夏へのトンネル、さよならの出口』

SF
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夏へのトンネル、さよならの出口

監督:田口智久/2022年/日本

Amazon Prime Videoで鑑賞。年末に急に思いついた企画「あなたのおすすめ映画、観てレビューします!」です。配信(Amazon Prime Video、U-NEXT)にある映画の中で、「(私の)レビューを読んでみたいな……」とみなさんが思う映画を募って、観て、感想を書くという企画です。

第8弾『夏へのトンネル、さよならの出口』は、バニラさん(@vanillabyef63)からのリクエストです。初見です。原作未読。

あらすじ:通ると望みが叶うトンネルがあります。

ネタバレしています。注意書きはありません。

あるところに、そこを通るとなんでも欲しい物が手に入る代わりに、何かを失うトンネルがありました。父親から虐待されている高校生・塔野カオルと、気の強い転校生・花城あんずは、トンネルに願いを叶えてもらうために手を組みます。


カオルとあんずは毎日放課後にトンネルへ通い、携帯電話やメールを駆使して時間の流れ方を調べていきます。だいぶ親しくなったふたりは、ある日曜日、水族館でデートをすることに。そこでカオルがあんずに語ったのは、死んでしまった妹のカレンについてと家を出て行ってしまった母親、その後アルコール中毒になり暴力をふるうようになった父親についてでした。一方あんずは、祖父が売れない漫画家だったこと、自分も漫画を描いていること、でもそれは「普通」すぎるから、「特別」な人間になりたいということをカオルに話します。

カオルが欲しいものと、あんずが望んだもの。そのどちらも、現実離れしていました。
カオルが望んだものは、死んだ妹のカレンが戻ってくること。
あんずが望んだものは、特別な人間になること。

失ったものを取り戻すためと、持っていないものを手に入れるため。
しかし、ふたりはまだ、トンネルが本当はなにをもたらしてくれるのか、知りませんでした。

甘酸っぱい青春の物語で、原作の対象年齢がどれくらいなのかちょっと知りたかったです。これくらいの規模のSFって、中学生くらいでめちゃくちゃハマりますよね。私もそうだった記憶があります。カオルは最終的に妹に会うことが出来るんですが、その描写がちょっと怖くて。時間に閉じ込められてしまう感じなんですよね。妹とカオル、ふたりっきりの世界に行ってしまうかんじ。

なんとなくストーリーや雰囲気が『ほしのこえ』(2002年)っぽかったですね。宇宙には行かないです。私が『ほしのこえ』を観たのは一度きりで、それも何十年(は言い過ぎ)も前のことなので、的外れだったらすみません。

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