きさらぎ駅/その話は知っている

ホラー
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きさらぎ駅

監督:永江二朗/2022年/日本

U-NEXTで鑑賞。公開時それなりに評価が高かった気がしたので観ました。2ちゃんねる発祥の都市伝説「きさらぎ駅」を元にしたお話です。私は怖い話とか都市伝説とかに詳しくないので、「きさらぎ駅」のこともタイトルしか知りません。

あらすじ:失踪事件の真実を知りたい。

ネタバレしています。注意書きはありません。

2004年1月8日、「はすみ」と名乗る女性が失踪しました。それから十数年後。大学生の堤春奈(恒松祐里)は、卒論のために「はすみ」=葉山純子(佐藤江梨子)に取材を申し込みます。


葉山が異世界にいる間は一人称視点になるんですね。葉山以外にもきさらぎ駅にたどり着いた人たちがいるのですが、そのうちのひとり、サラリーマン風の男の頭が大きくなって、パーンって弾けるんです。私そこで笑っちゃいました……。CGが子供っぽいし、これは笑わせにきているのか怖がらせに来ているのかちょっとわかんない映画だなと。他には、DV男とその恋人らしき女性、そのふたりと友達っぽい男性、女子高生がいます。葉山は、DV男とその恋人、女子高生の4人で隣の駅を目指して線路の上を歩いていきました。

もしかしたら私は一人称視点があんまり好きじゃないかもです。怖いので。でもホラーだから怖くて正解なんですよね。ジャンプスケアがちょっと多いかな。それが嫌で音を小さくしていたら、今度は登場人物たちの声が聞こえなくて、しかたなくまた音を大きくすると、悲鳴がいきなり大きく聞こえてまた音を小さくしての繰り返しでした。劇場ではこういうことは起きないですよね。配信で観てビビる人のことを考えてこういうふうに作られているとは到底思えないので、ちょっと面白かったです。映画を観ながら音を小さくしたり大きくしたりしちゃう自分のことが。

葉山から話を聞いた堤は、自分もきさらぎ駅へ行こうとします。たどり着ける手順があるはずだ、と自分の仮定通りに動いてみたら、本当にきさらぎ駅へ行くことが出来ました。葉山から話を聞いていた堤は「2周目の人」になり、きさらぎ駅にたどり着いた人たちを助けようとします。DV男を見殺しにしたの良かったですね、ほんとあいつ腹立つわ〜。

堤が先の展開を知っているっていうの、すごい良いアイデアだなと思いました。これは構成がうまいなあ。車のおじさんを石で殴打するところとか、心置きなく笑わせてもらいました。これは笑わせにきているという確信がありました。CGしょぼいとか葉山視点の演出過多とか欠点はあるかと思うんですが、アイデアが良いので非常に楽しく観られましたよ。

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