アンブッシュ/救い出せ! 生き延びろ!

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アンブッシュ

Al Kameen/監督:ピエール・モレル/2021年/アラブ首長国連邦・フランス合作
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マスコミ試写で鑑賞。12月29日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー。監督は『96時間』(2008年)のピエール・モレルです。アラブ首長国連邦、フランス合作。アラブ首長国連邦の映画って観たことないな〜。実話が元になっているようです。

あらすじ:奇襲される。

ネタバレはありません。

2018年。イエメンに駐在するUAE軍の兵士3人は、通常任務中に奇襲される。徐々に追い詰められていく3人を救助するため、装甲車、ドローン、ヘリコプター、戦闘機などを投入して奮闘するUAE軍だったが……。

開始10分で、あっこれは夏に観た『カンダハル 突破せよ』と同じフォルダに入っているやつだ! と思いました。全体的に風景が薄茶色い。撮影は、『プロヴァンスの恋』(1995年)、『フィフス・エレメント』(1997年)、『ボン・ヴォヤージュ』(2003年)でセザール賞を受賞しているティエリー・アルボガスト。ベテランなこともあり画面はとても観やすいし、混乱をまねくようなこともなかったですね。すごく目を引くシーンもある。

観ていて思い出したんですが、今作や、『カンダハル 突破せよ』は、まだ私みたいなぬるい観客に寄り添ってくれているというか人間ドラマがきちっとあるので内容がわかるんですが、10年以上前に観た『ネイビーシールズ』は、一切何もわからなかったな〜って。『ネイビーシールズ』にドラマがないわけじゃないんだけどね。あの映画覚えている人いますか。

人を殺さないと自分の身が守れないとか、任務だから人を殺さなければならないとか、敵は敵でヘルメットもつけずまともな装備もない状態で立ち向かってくるとかが、私にはどうしても自分に近い出来事としては捉えられなくて。エモーショナルな音楽とともに人が死んだり助けられたりしていくようすを観ていると、こういう映画によって何かを観客に伝えたいにせよ、作品として装飾してしまうことの是非みたいなのも考えたりします。なんとなくですが、ピエール・モレルは、これ、雇われて監督したのかな……と思いました。

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